A/Bテストとは、同じURLのページの一部(見出し・ボタン・画像など)を変えたパターンを訪問者に振り分けて表示し、どちらの成果が高いかを比べるテストです。リダイレクトテストとは、訪問者を別URLのページへ振り分けて、ページ全体として成果を比べるテストです。AB Flows はこの2種類に対応しており、テスト作成時にどちらかを選びます。
2種類のテストの比較
| 項目 | A/Bテスト | リダイレクトテスト |
|---|---|---|
| 比べるもの | 同じページ内の要素の違い | 別URLにある2つ以上のページ |
| パターンの作り方 | ビジュアルエディタで要素を編集(テキスト変更・非表示・削除・カスタムCSS/JS) | 各パターンの遷移先URLを入力 |
| 訪問者から見た挙動 | URLは変わらず、表示内容だけが変わる | 対象ページに来た訪問者が別URLへ自動で遷移する |
| 向いている用途 | キャッチコピー、ボタン文言、価格表示、メインビジュアルの差し替え | デザインを大きく変えたランディングページ同士の比較(LPO) |
| 準備の手間 | 小さい(サイト側にページを追加しない) | 比較用のページをあらかじめ公開しておく必要がある |
| 分析の解釈 | どの要素が効いたかが分かりやすい | ページ全体の勝ち負けは分かるが、要因は特定しにくい |
どちらを選ぶべきか
- 1〜数か所の変更を試したい → A/Bテスト。ビジュアルエディタだけで完結し、サイト側の変更は不要です。
- レイアウトや構成をまるごと変えたい → リダイレクトテスト。制作した新しいページを別URLで公開し、元のページに来た訪問者の一部を振り分けます。
- サイトのCMSで自由に要素を編集できない → リダイレクトテスト。ページ単位で用意できれば比較できます。
対象ページの指定(URLの一致条件)
どちらのテストも、「対象ページのURL」と一致条件で適用先を決めます。
| 一致条件 | 判定方法 | 例 |
|---|---|---|
| 部分一致(contains) | 現在のURLに指定文字列が含まれていれば対象 | /products/ を指定すると、すべての商品ページが対象 |
| 完全一致(exact) | 末尾のスラッシュと空のクエリを除いて完全に同じURLなら対象。クエリ文字列を除いた比較も行う | https://example.com/lp を指定すると、?utm_source=... 付きのアクセスも対象 |
| 正規表現(regex) | 指定した正規表現に現在のURLがマッチすれば対象 | ^https://example\.com/campaign/\d+$ |
URLの一致判定は、# 以降のフラグメントを除いたURLに対して行います。
リダイレクトテストの補足
- 遷移は配信タグがページ読み込み直後に
location.replaceで行うため、ブラウザの履歴に元ページは残りません。 - 元のURLに付いていたクエリパラメータ(
utm_sourceなど)は、遷移先URLにクエリがなければ引き継がれます。広告計測を壊さずに振り分けできます。 - 遷移先でもゴール計測を行うには、遷移先のページにも同じ配信タグが設置されている必要があります。同じサイト内であれば、共通ヘッダーに1回貼れば対応できます。
- パターンの遷移先URLが現在のURLと同じ場合は遷移しません。オリジナル(コントロール)は遷移先を空にしておきます。